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ペンライト文化はいつ誰からはじまった?発祥は韓国?歴史を調査

エンタメ

2024年7月に開催予定のパリオリンピックで、HYBEが韓国応援団のためにペンライトを供給するとの報道があります。

これに関連して、HYBEがペンライトを「K-POPの発祥」と発言し、そのコメントが注目を集めています。

なぜかというと、日本ではペンライトの発祥は日本、という認識の人が大多数だからです。

今やアイドルを含め大規模なイベントでもよく使われるペンライトですが、そもそも、いつ誰が発案して始まったのか、あまり知らない方も多いですよね。

そこで、ペンライトの起源について調査してみました。

また、本記事では、なぜ「K-POPの発祥」の発言が問題視されたのか、その理由を3つに分けてまとめました。

ペンライトはいつ誰からはじまった?

まずはペンライトの起源と進化について調べてみました。

一部では、K-POPがペンライトの起源とされることもありますが、実際のところは異なるようです。

ペンライトの始まりは、1974年の日本のアイドル、西城秀樹さんによるものとされています。

2016年8月24日の新聞に掲載された記事で、西城秀樹さんが自身のコラムにて「ペンライトは僕のコンサートが発祥だ」と述べています。

1974年8月3日に開催された夜のコンサートで、西城さんがコンサート前日のラジオ番組で観客に対し、「ステージがよく見えるように懐中電灯を持参してほしい」と呼びかけたことが始まりだとか。

この呼びかけに応えて多くのファンが懐中電灯を持参しましたのがペンライトの始まりでした。

翌年のコンサート時には、会場の周辺で懐中電灯を販売する店が現れ、その人気はさらに高まりました。

これが後に「ペンライト」として知られるようになりました。

1974年のコンサート以降、色付きのライトが登場し、次第にその形状や機能も進化しました。

1980年代に入ると、化学反応を利用したケミカルライトが市場に出て、ペンライトとして公式に認識されるようになりました。

一方、K-POP界では1990年代に第一世代のアイドルグループが登場し始め、ペンライトが広く使われるようになりましたが、それは西城秀樹さんの導入からはかなり後になります。

韓国でのペンライトの歴史は?

ペンライトがK-POPに導入されたのは2000年代であり、特にBIGBANGがこの文化を広める役割を果たしたと言われています。

以前からK-POPコンサートではペンライトは使用されていましたが、BIGBANGが「グループごとに独自のペンライトを持つ」という現在の形を築いたそうです。

BIGBANGのペンライトは、その先端に黄色い王冠が付いた特徴的なデザインで知られています。

この「ベンボン」と呼ばれるペンライトの初代モデルは、黄色とシルバーラメが施された持ち手が特徴です。

ペンライトが普及する以前は、ファンたちはカラー風船を使ってアイドルを応援していました。

各アイドルには特定の色が割り当てられ、その色の風船で応援する時代もありました。

しかし、色が同じアイドルグループ同士では区別がつきにくかったため、より個別化が可能なペンライトへと移行していったのです。

ペンライトの進化

ペンライトの進化において、色や光の制御が可能なシステムの導入は重要な節目です。

この技術は初めて2011年にイギリスのロックバンド、コールドプレイが使用しました。彼らは「マイロ・ザイロト」ワールドツアーでLEDリストバンドを導入し、コンサートの演出に活用しました。このリストバンドは後のドキュメンタリー「Live 2012」で確認することができます。

日本では、2013年にアーティストいきものがかりがリストバンド型の制御ペンライトをコンサートで初めて使用しました。これは2013年9月のツアー「いきものがかりのみなさん、こんにつあー!!2013~I~」でのことで、無線通信を利用して色や光の点灯を制御しました。

また、嵐は2014年「ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN」でうちわ型の制御システムを取り入れ、その後2015年にはペンライトへと発展させました。

韓国では、2017年にSMエンターテイメントのアイドルグループEXOがスマートフォン連動型の制御ペンライトを導入しました。

SMエンターテイメントはこの技術の特許を保持しています。

ペンライト炎上3つの背景

パリオリンピックに向けて韓国のエンターテインメント会社HYBEが提供するペンライトに関して、SNSで論争が巻き起こりました。

2024年7月9日の報道においてHYBEがペンライト文化を「K-POPの発祥」とコメントしたためです。

炎上の主な理由を三つにまとめてみました。

ペンライトの起源についての誤解

前述の通り、ペンライトの文化は、日本で始まったとされています。

SNSでは西城秀樹さんの呼びかけに対応したという方もいらっしゃったり、当時の映像を証拠としてUPされている方もいます。

そもそも、HYBEの発言が事実と異なるとして批判されています。

オリンピックでのペンライト使用の誤報

HYBEの発言によれば、パリ五輪でペンライトが使用されるのは初めてのことのように伝えられましたが、実際には過去のオリンピックでも使用されています。

その点での誤報としても問題視されています。

記事の訂正と公開停止について

炎上を受けて、HYBEのコメントを含む記事は日本で訂正され、さらには公開停止に至りました。

しかし、韓国の元の記事では訂正されておらず、この不均衡がさらなる議論を呼んでいます。

ペンライト文化はいつ誰からはじまった?まとめ

そもそものペンライトの歴史について調べてみたところ、西城秀樹が1974年にペンライトを使い始めたのが起源であることがわかりました。

さらに、K-POPにおけるペンライト文化は2000年代のBIGBANGが始まりでした。

パリオリンピックにおけるHYBEから提供されるペンライトに関して、ペンライト文化を「K-POPの発祥」とコメントしたことから、SNSで論争が繰り広げられていたので、その焦点となっている批判の内容も3つにまとめて紹介しました。

  1. 「ペンライトの起源がK-POPである」という主張について事実と異なるという指摘が上がっています。
  2. 過去のオリンピックでもペンライトは使用されていたにもかかわらず、パリオリンピックでの使用が「初」とされる点について誤りがあると指摘されています。
  3. 日本での記事は訂正や削除が行われたのに対し、韓国では未だに訂正がされていないという点も批判の的になっています。

オリンピックという世界規模の舞台で、日本から始まったペンライト文化について、異なる情報が世界に発信されたとなると、それは正してほしいと思ってしまいますよね。

今後の続報でどうなっていくかは注目したいと思います。