「ビワを庭に植えてはいけない」とか「無花果を庭に植えてはいけない」など、「庭に実のある木を植えてはいけない」というアドバイスを耳にしたことがありますか?
この言い伝えの背後にはどのような理由があるのでしょうか?
家を建てる際に実際に調査してみた結果、庭に実をつける木を植える場合、注意が必要であることが明らかになりました。
実をつける木は家庭菜園やシンボルとして非常に魅力的な選択肢ですが、これには反対する意見も存在します。
では、なぜ「庭に実のある木を植えるべきではない」とされているのでしょうか?
本文では、「庭に実のある木を植えてはいけない」と言われる理由と、庭木としてよく用いられる実のある木について詳しく解説します。
庭に実のある木を植えてはいけないと言われる背景
「庭に実のある木を植えてはいけない」という言い伝えには何が理由なのでしょうか?
地域によっては、「庭に実のある木を植えると縁起が悪い」という信仰が存在します。
例えば、びわや無花果などの木は、庭に植えると家主が病気にかかりやすくなると言われています。
この言い伝えの由来には諸説ありますが、その一つには「枇杷や無花果は薬になるため、病人がそれを求めて家に集まってくるから」という説があります。
また、庭にビワの木を植えると、日当たりが悪くなるという説もあります。
ビワは常緑樹であり、四季を通じて葉を落とさず、その大きく密な葉が日光を遮るためです。
特に夏場には、これが原因で家の中が日陰になり、湿気がこもりやすくなるとされています。この環境が家族の健康を害し、病気が増える原因になるとも言われていました。
さらに、電気が普及する前は日光が家庭生活に重要な役割を果たしており、日当たりが悪くなると家全体の活気が失われると感じられていたことも、縁起が悪いとされる理由の一つです。
ただ、現代の医療が発達した今となっては、こういった言い伝えはあまり意味がないですよね。
無花果は身が割れることから不吉なことを連想されて倦厭されてきたという半紙もありますが、むしろ、枇杷や無花果が身体に良い果物であるというポジティブな印象があるくらいです。
結局のところ、古い言い伝えや迷信には明確な証拠がなく、「家に住む人が気にするかどうか」が重要です。

庭に実のある木を植えてはいけないと言われる現実的な理由
古くからの迷信や言い伝えとは別に、実のなる木を庭に植えることの現実的で具体的なデメリットを考えることは重要です。
ここでは、そのような木を植える際に生じる問題点を3つ挙げて見ました。
美観が損なわれる可能性と手入れの手間
まず、庭の美観が損なわれる可能性があります。
実のなる木が毎年花や葉、実を落とすことにより、それらを定期的に清掃する必要があります。
これが手間となり、庭の整備が大変になることがあります。
次に、落ちた実を放置すると、悪臭が発生したりカビが生じる原因となります。
これがさらに庭の状態を悪化させることも考えられます。
そして、もし庭の手入れを怠れば、美しい庭が荒れ果てた見苦しい状態に陥ることもあります。
実のなる木は魅力的ですが、適切な管理が求められます。

動物や虫を寄せ付けやすい
実のなる木を庭に植えると、野生の動物や虫が集まる可能性があります。
これは、果実を求めて鳥や虫が訪れるためです。
特定の種類の木によっては、鳥や虫以外にも動物が引き寄せられることがあります。
例えば、キウイフルーツなどマタタビ科の植物を植えた場合、野良猫が集まって庭を荒らすことがあるという経験談もあります。
一部の人々はこのような野生動物の訪問を楽しみにして実のなる木を植えるかもしれませんが、毛虫などの害虫が出現するリスクや、鳥や猫などが多く集まることで糞害が生じることもあります。
どうしても実のなる木を植えたい場合は、もちろん適切な対策を施すことである程度は防げます。
市販されている防虫ネットや鳥よけネットなどを利用することが効果的ではあります。
ただ、ネットを設置することで美観が損なわれたりもするので、その辺りも好みとのバランスになってくると思います。
安全面での問題
庭木の管理を怠ると、木が過度に大きくなったり、枝葉が乱れて伸びすぎることがあります。
特に台風や強風の際には、飛んでくる枝や倒れる幹が家の壁や窓を破損するリスクが増大します。
また、木の根が問題を引き起こすこともあります。
例えば、庭木の根が水道管の接続部分に侵入し、水の流れを妨げてしまうケースがあります。
木を植える際には、成長の度合いや根の深さを考慮して、位置選びや木の種類を慎重に選ぶことが重要です。
小さく育つ種類や根が深く張らない木を選ぶことで、将来的な問題を避けることができます。

