今回はシマエナガに興味を持つ人、ペットとして飼えるのかどうか気になっている人向けに、飼育の可能性やその生態系、特性についてまとめてみました。
「シマエナガを家で飼いたい」と考えている方もいるでしょうし、「シマエナガの自然界での振る舞いや習性について詳しく知りたい」と思っている方もいるかもしれません。
このような好奇心をお持ちの方に向けて、シマエナガに関する情報をご紹介します。
先に結論をお伝えすると、残念ながらシマエナガを家で飼育することはできません。
私自身も、シマエナガの可愛さにやられて色々な情報を集めて、飼えないか調べ、残念な思いをした一人です。
この記事では、シマエナガを飼育することのできない理由や、その自然環境での生活、特徴に焦点を当てて解説を進めていきます。
そして代わりに飼うことができる“似ている鳥や動物たち”もご紹介します。
シマエナガは飼える?ペットにできる?
シマエナガを家で飼育することは可能でしょうか?
もし飼育が可能ならば、その愛らしい姿を日々楽しむことができて、嬉しいですよね。
ですが、冒頭でもお伝えした通り、シマエナガをペットとして迎え入れることはできません。
法律により、研究や保護を目的としない限り、その飼育は明確に制限されているんです。
違法に飼育した場合は、1年以内の懲役または100万円以下の罰金に処される可能性があります。
また、たとえ飼育が許されたとしても、シマエナガは寒い環境を好むため、常に低温の環境を維持する必要があるため、一般の素人に飼育は困難です。
「鳥獣保護法」により、研究や保護のためでなければシマエナガを飼うことは許されていません。
ということで、シマエナガは自然の中で観察するか、映像でその可愛さを単横するのが最善です。
シマエナガを飼ってる様子のSNSは?
SNSでは、「シマエナガを飼ってみた」という動画や投稿を見かけることがあります。 ですが、その多くは以下のようなケースです:
- 外国でエナガの仲間を飼っている(日本とは法律が異なります)
- シマエナガに似た鳥を紹介しているだけ
- 実はぬいぐるみやイラストだった
本物のシマエナガを日本国内で飼っている人がいるとすれば、それは違法である可能性が高いのです。
見た目のかわいさに惹かれる気持ちはとてもよく分かりますが、正しい知識をもって接したいですね。
シマエナガの生態
シマエナガの魅力と自然界での姿についてご紹介します。
シマエナガは、北海道にだけ生息しているエナガの仲間で、冬になると真っ白な羽毛に包まれた姿を見せてくれます。
とても小さくて軽く、全長はわずか14cmほど。特に冬はふわっと膨らんで、雪だるまのような可愛らしい姿になります。
人気の理由は、なんといってもそのビジュアル。 「白い天使」「雪の妖精」などと呼ばれ、SNSやイラストでも大人気の存在になりました。

分類
シマエナガは、スズメ科に属し、エナガの一種であると分類されます。
体長と体重
平均的に体長は14cmほどで、体重は8gと、雀と同じくらいのサイズになります。
これは日本に生息する鳥類の中でも特に小さい部類に入ります。
体重が8gというと、ハッピータン2枚レベルだそうです。
毛でもふもふしてますが、体は見た目よりさらに小さく軽いんですね。
見た目
黒いくちばしと丸い体、そして長い尾を持つ姿が特徴的です。頭と尾の一部が黒く、体の大部分が白いのが見分けるポイントです。
季節によって、冬はふわふわと丸く保温に適した姿に、夏はスリムでスタイリッシュな形に変わります。
寿命
寿命は概ね2〜3年程度です。
これは自然界の多くの小鳥と同じく短いように思われがちですが、野生の環境では比較的長生きする方とも言えます。
生息範囲
主にユーラシア大陸に分布しており、日本では北海道から九州にかけての広範囲にわたって生息しています。日本には4種類のエナガがおり、地域によって見られる種類が異なります。
北海道では、特にシマエナガが見られ、この亜種は北海道独特の寒い環境に適応しているため、雪にまぎれる白さと寒さに耐えるふわふわとした姿が特徴です。
地域によってはエナガの色が茶色っぽかったり、思っているほどふわふわでなかったりすることもありますが、北海道に生息するシマエナガは、特にSNSなどで人気を集める、冬景色に映える美しい鳥です。
シマエナガの特性

シマエナガの興味深い特性を掘り下げてみましょう。
名前の起源 シマエナガの名前は、その長い尾を持つ姿が江戸時代に柄杓(ヒシャク)と比較され、「エナガヒシャク」や「オナガヒシャク」と呼ばれることから来ているとされます。
時が経つにつれて、単に「エナガ」と呼ばれるようになりました。
性質 外見の愛らしさとは裏腹に、シマエナガは非常に神経質で警戒心が強く、常に周囲を警戒して動き回っています。
群れを形成して生活し、その数は10羽程度。繁殖期にはその攻撃性がさらに増し、自らの領域に侵入する者に対して積極的に対抗します。
食性 主に小型の昆虫を食べるシマエナガは、特にアブラムシを好んで食べます。
鳴き声 通常時は「ジュリリリリ」と鳴き、警戒時には「ツリリリリ」、繁殖期にはオスが「チーチーチー」と鳴くなど、様々な鳴き声を発します。
育児 早ければ2月から巣作りを始め、クモの巣、ガの繭、自身の羽などを使って暖かく柔らかな巣を作ります。
卵が孵化すると、メスとオスが交代で抱卵し、孵化後約2週間で雛は巣立ちます。
シマエナガの両親が協力して子育てをする様子は、多くの人にとって魅力的な一面です。
シマエナガに似た飼える鳥は?
「飼えないのなら、似ている鳥を飼いたい!」という方に向けて、シマエナガの“代わり”になりそうな存在をご紹介します。
見た目が似ている鳥:文鳥・白文鳥・キンカチョウなど
シマエナガのように小さくて可愛らしい鳥を探している方にぴったりなのが、文鳥やキンカチョウといった小型のインコ・フィンチ類です。
中でも「白文鳥」は、真っ白な羽毛に丸い瞳という特徴がシマエナガにとてもよく似ていて、手乗りにもなるほど人懐っこい性格で人気があります。
また「キンカチョウ」は小さな体と愛らしい表情、カラフルな模様が魅力で、つがいで飼うと仲良く過ごす姿を見せてくれます。
どちらも室内飼育がしやすく、初めて鳥を飼う方にもおすすめです。
飼育に必要な環境と注意点
文鳥やキンカチョウを飼う場合は、風通しのよいケージと止まり木、水浴び容器などを用意し、室温は15~28℃くらいを保つことが必要になります。
急激な温度変化には弱いため、冬は特に保温対策が必要です。
ペットショップでの販売状況と値段の目安
白文鳥やキンカチョウは全国のペットショップで比較的よく見かける鳥で、価格も1羽あたり1,000円〜5,000円前後と手ごろです。
手乗りに育てられている個体はやや高めになることもあります。
生体以外にもケージや餌、床材、ヒーターなどの初期費用がかかるため、トータルでの出費も考え、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
シマエナガは飼える?ペットにできる?生態も解説まとめ
シマエナガについて興味を持つ方々へ、飼育の可否、自然環境での振る舞い、そしてその独特な特徴について解説しました。
シマエナガは飼育そのものが難しいと言われている上に、法律上、ペットとしての飼育は認められておらず、もし規則を破ると罰金や懲役のリスクがあります。
お家で飼うことは諦めるのが無難です。
家庭での飼育が難しい主な理由は、シマエナガが寒冷な環境を好むためです。
シマエナガの自然界での生活や、鳥としての魅力的な側面も簡単にまとめました。
シマエナガに興味を持った方の参考になれば嬉しいです。

